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日本株の高配当銘柄5選

 

高配当株とは?
株式投資において、高配当銘柄は魅力的な存在です。高配当銘柄とは、株価に対して配当利回りが高い銘柄のことで、株式を保有することで安定的な収入(インカムゲイン)を得ることができます。

しかし、高配当銘柄を選ぶ際には、配当利回りだけでなく、業績や株価の動向、配当の持続性なども考慮する必要があります。高配当銘柄には、業績が悪化して株価が下落した結果、配当利回りが高くなったものや、臨時的な記念配当などで配当利回りが高く見えるものもあります。これらの銘柄は、配当の減配や無配のリスクが高いため、注意が必要です。

そこで、この記事では、東証などの主要な市場に上場している高配当の日本株5選を、配当利回りや業績などに着目しながら紹介します。なお、株価等の情報は2024年1月25日の終値を基に算出しています。

 

日本高配当株5選

1. 世紀東急工業(1898)
業種:建設業
株価:1,720円
1株あたり配当(通期予想):90円
配当利回り:5.23%
当期純利益(前年度):2,000百万円
世紀東急工業は、建設業を中心に不動産事業や環境事業などを展開する企業です。2024年3月期の業績予想では、売上高が前期比で約10%増加し、当期純利益も約2倍になる見込みです。また、配当金についても、前期の30円から60円増の90円に大幅に引き上げると発表しました1。これにより、配当利回りは5.23%と高い水準になりました。同社は、今後も業績の拡大と株主還元の強化を目指しており、高配当銘柄として注目されています。

 

2. JFEホールディングス(5411)
業種:鉄鋼
株価:1,720円
1株あたり配当(通期予想):140円
配当利回り:8.14%
当期純利益(前年度):▲21,868百万円
JFEホールディングスは鉄鋼大手のJFEスチールを中核とした持ち株会社です。2020年3月期から2期連続で減収減益の最終赤字となっていましたが、2024年2月8日に発表された第3四半期決算では売上高が大幅に回復し、2024年3月期の最終利益も270,000百万円を見込んでいます。年間配当予想も前期の20円から140円に大幅に引き上げられ、配当利回りは8.14%と高配当銘柄です3。同社は、鉄鋼需要の回復やコスト削減などにより、業績の改善を図っており、今後も株主還元の向上を目指しています。

 

3. 日本郵船(9101)
業種:海運業
株価:10,670円
1株あたり配当(通期予想):1,200円
配当利回り:11.25%
当期純利益(前年度):139,228百万円
日本郵船は海運業で国内首位の企業です。リーマンショック以降、株価の低迷が続いていましたが、2023年に入ってからは定期船事業などの業績が予想を上回るレベルで推移しており、株価の回復が急激に進んでいます。2024年3月期の業績予想では、前回発表の予想から売上高200,000百万円増、当期純利益220,000百万円増に上方修正され、年間配当金の予想も800円から1,200円へと大幅に引き上げられました。会社の通期予想に基づく配当利回りは11.25%と高水準で、上場企業の中ではトップクラスです5。同社は、海運市況の改善や事業構造改革などにより、業績の安定化と株主還元の拡大を目指しています。

 

4. ベリテ(9904)
業種:小売業
株価:481円
1株あたり配当(通期予想):40円
配当利回り:8.32%
当期純利益(前年度):583百万円
ベリテはダイヤやネックレスなどの宝飾品や時計などを取り扱う大手の小売業です。売上高は過去3年で僅かに減少していますが、前期の当期純利益は583百万と増益になりました。2024年2月10日に発表された第3四半期決算では2024年3月期の当期純利益は418百万円と減益予想になっていますが、配当金は前期の31.12円を上回る40円予想となっており、配当利回りは8.32%と高い水準です。同社は、新型コロナウイルスの影響による消費の落ち込みに対応するため、オンライン販売の強化やコスト削減などの施策を実施しており、今後も株主還元の継続を目指しています。

 

5. 商船三井(9104)
業種:海運業

株価:9,340円
1株あたり配当(通期予想):1,050円
配当利回り:11.24%
当期純利益(前年度):90,052百万円
商船三井も海運業の企業で、売上高や時価総額では日本郵船に次ぐ規模の会社です。日本郵船と同様にリーマンショック以降は長らく株価の低迷が続いていましたが、2023年からは堅調な業績とともに株価も回復基調となっています。直近の決算となる2024年3月期の決算についても2024年1月31日に業績予想の上方修正が発表され、前回発表から売上高が40,000百万円増、当期純利益は150,000百万円増となりました。年間配当予想も800円から1,050円に引き上げられ、予想配当利回りは11.24%と高配当銘柄です。同社は、海運市況の改善や事業ポートフォリオの最適化などにより、業績の安定化と株主還元の拡大を目指しています。

 

まとめ

以上、日本株の高配当銘柄5選を紹介しました。高配当銘柄は、インカムゲインを得ることができるだけでなく、株価の下落リスクを低減する効果もあります。しかし、高配当銘柄を選ぶ際には、配当利回りだけでなく、業績や株価の動向、配当の持続性なども考慮する必要があります。高配当銘柄に投資する場合は、自己責任で十分な情報収集と分析を行ってください。


 


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