SOXLとは、米国の半導体セクターの株価指数に連動し、その3倍の投資成果を目指すレバレッジ型のETF(上場投資信託)です。半導体は、スマートフォンやパソコン、自動車などの電子機器に欠かせない部品であり、近年はAIやIoTなどの技術革新により需要が高まっています。SOXLは、この半導体セクターの成長に乗ることができる魅力的な投資商品と言えます。
しかし、SOXLはレバレッジ型のETFなので、半導体セクターの株価指数が下がると、その3倍の損失を被るリスクもあります。また、SOXLは日々の株価指数の変動率に基づいて調整されるため、長期的なパフォーマンスは必ずしも3倍になるとは限りません。SOXLに投資する際には、これらの特徴やリスクを理解しておく必要があります。では、SOXLにいくら投資すれば、1億円を達成できるのでしょうか?
この記事では、SOXLの過去の株価推移や今後の見通しをもとに、2つのシナリオを考えてみます。
シナリオ1:2020年の最安値で購入
SOXLの株価は、2020年の新型コロナウイルスの感染拡大による市場の混乱で大きく下落しました。2020年3月18日には、1株あたり約4ドル(約440円)という最安値をつけました。この日にSOXLを購入したと仮定しましょう。その後、2020年の最安値から、わずか9ヶ月後の2020年12月28日には、1株あたり約73ドル(約8,030円)という最高値をつけました。これは、最安値から約18倍の上昇です。つまり、2020年3月18日にSOXLを約550万円分を購入した場合、2020年12月28日には、約1億円の利益を得ることができたということです。
このシナリオは、SOXLの株価が最安値から最高値まで上昇するという極端なケースです。実際には、このようなタイミングで購入することは難しいでしょう。また、SOXLの株価は、2020年12月28日の最高値から2021年1月29日には約半分の40.32ドル(約4,400円)まで下落しました。このように、SOXLの株価は大きく変動するので、利益確定のタイミングも重要です。
シナリオ2:毎月5万円で積立
次に、SOXLに毎月5万円ずつ積立投資をしたと仮定しましょう。積立投資とは、一定の金額を定期的に投資することで、株価の変動に左右されずに平均的なコストで購入することができる投資方法です。SOXLに毎月5万円ずつ積立投資をした場合、1億円を達成するにはどのくらいの期間が必要でしょうか?SOXLの過去5年の年率リターンは約75%
です。これを基に、毎月5万円をSOXLに積み立て投資した場合の評価額の推移は以下のようになります。
経過年数 | 評価額 |
1年 | 87万円 |
2年 | 231万円 |
3年 | 483万円 |
4年 | 923万円 |
5年 | 1694万円 |
6年 | 3041万円 |
7年 | 5398万円 |
8年 | 9521万円 |
9年 | 16733万円 |
10年 | 29348万円 |
まとめ
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