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新NISA:FANG+で1億円を達成するためには?

2024年から始まった新NISAは、投資家にとって大きなチャンスです。生涯非課税限度枠が1800万円に増え、期限も恒久化されました。これは、1億円の資産形成を目指す人にとっても、魅力的な制度ではないでしょうか。

しかし、新NISAだけで1億円を達成するのは、そう簡単ではありません。1億円を達成するには、どのくらいの期間とリターンが必要なのでしょうか。そして、そのためには、どのような投資先が最適なのでしょうか。

そこで今回は、私も投資しているFANG+に注目して、以下のような点について考えてみました。

 

 

FANG+とは何か

FANG+とは、米国の代表的なテクノロジー企業を集めたETFです。FANGとは、Facebook(現Meta)、Amazon、Netflix、Google(現Alphabet)の頭文字をとったもので、これにApple、Microsoft、Nvidia、Tesla、Snowflake、Broadcomの6社を加えた10社がFANG+の構成銘柄となっています。

FANG+は、iFreeNEXT FANG+インデックスというインデックスに連動しており、各銘柄は10%ずつ均等に配分されています。このインデックスは、2020年12月に日本で上場したiFreeNEXT FANG+インデックスファンド(証券コード:1490)という投資信託で購入することができます。

FANG+は、テクノロジー分野のリーダー的存在であり、高い成長性と収益性を持つ企業ばかりです。そのため、長期的な資産形成に向いていると言えます。

FANG+のパフォーマンスとリスク

FANG+のパフォーマンスは、過去5年間で年平均約40%のリターンをあげています。

これは、S&P500や日経平均などの主要な株価指数を大きく上回る水準です。FANG+の魅力は、高い成長率と安定した収益力を兼ね備えていることにあります。

FANG+のリスクは、高いボラティリティと高い評価水準にあります。FANG+の銘柄は、市場の動向や業績の変化に敏感に反応するため、株価の変動幅が大きくなります。

また、FANG+の銘柄は、高い成長性を反映して高いPER(株価収益率)やPSR(株価売上高率)などの指標を示しています。これは、市場が高い期待を込めていることを意味しますが、同時に期待外れになると大きく下落するリスクもあります。

FANG+に投資する場合は、長期的な視点で投資することが重要です。短期的な値動きに惑わされず、FANG+の銘柄が持つ強固な事業基盤と将来性に注目することが必要です。

 

FANG+に投資して1億円を達成するための期間と条件

では、新NISAでFANG+に投資して1億円を達成するためには、どのくらいの期間とリターンが必要なのでしょうか。ここでは、以下のような仮定のもとで計算してみました。

・新NISAの積み立て投資枠・成長投資枠を合わせて年間360万円とする

・5年目に1800万円投資を行った後の6年目からの追加投資はなしとする。

・FANG+の年間リターンは過去5年間の平均である40%とする

・FANG+の信託報酬は0.7975%とする

・FANG+の配当利回りは0%とする

・FANG+の税金は非課税とする

 

投資額 資産額
1 360万円 504万円
2 720万円 1309万円
3 1080万円 2520万円
4 1440万円 4212万円
5 1800万円 6552万円
6 1800万円 9172万円
7 1800万円 1億2848万円
8 1800万円 1億7984万円

 

この場合、FANG+に投資して1億円を達成するためには、約7年と9ヶ月が必要です。上記の表は、年ごとの投資額と資産額の推移を示しています。

 

もちろん、これはあくまでシミュレーションであり、実際のリターンは変動することに注意が必要です。また、FANG+のリターンが過去の水準を維持できるかどうかも不確実です。FANG+に投資する場合は、リスクとリターンのバランスを考えながら、自分の目標と期間に合わせて投資計画を立てることが大切です。

 

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