メタプラットフォームズに10年前に投資していたら、今どれだけの利益が出ているのでしょうか? この記事では、メタプラットフォームズの株価推移と事業内容について紹介し、10年前に100万円分の株式を購入した場合の現在の価値を計算してみます。
メタプラットフォームズとは
メタプラットフォームズ(Meta Platforms, Inc.)は、2021年10月に社名を「フェイスブック」から変更した、アメリカのテクノロジー・コングロマリットです。同社は、Facebook、Instagram、WhatsApp、Messengerなどのソーシャルメディアサービスや、Oculus、Portal、Ray-Ban Storiesなどの仮想現実(VR)や拡張現実(AR)の製品を提供しています。同社のミッションは、コミュニティづくりを応援し、人と人がより身近になる世界を実現することです。
メタプラットフォームズの株価推移
メタプラットフォームズは、2012年5月にNASDAQに上場しました。当時の株価は38ドルで、時価総額は約1040億ドルでした。しかし、上場後は株価が低迷し、2012年9月には17.55ドルまで下落しました。その後、同社はモバイル広告やInstagramの収益化などに成功し、株価は回復しました。2014年7月には、初めて上場時の株価を上回り、2015年10月には100ドルを突破しました。2016年には、WhatsAppのユーザー数が10億人を超えるなど、同社のサービスの利用者が増加しました。2017年には、Oculus GoやPortalなどの新製品を発表し、VRやARの分野にも進出しました。
2018年には、Cambridge Analytica事件やプライバシー問題などの影響で株価が下落しましたが、2019年には再び上昇し、2020年8月には300ドルを超えました。2021年1月には、同社の時価総額が8000億ドルを突破し、アップル、マイクロソフト、アマゾン、アルファベットに次ぐ世界第5位の企業となりました。2021年10月には、社名をメタプラットフォームズに変更し、メタバース(仮想空間)分野に注力することを発表しました。
10年前にメタの株を100万円分買っていたら?
2024年2月2日の終値は474.99ドルで、時価総額は約1兆2200億ドルでした。10年前に100万円分の株式を購入した場合の現在の価値メタプラットフォームズの株式を10年前に購入した場合、現在どれだけの価値になっているのでしょうか?
ここでは、2014年2月4日の終値である64.29ドルを基準にして計算してみます。100万円を当時の為替レートである約100円でドルに換算すると、約1万ドルになります。この金額で株式を購入すると、約155株(端数切り捨て)を取得できます。この株式を2024年2月2日の終値である474.99ドルで売却すると、約7万3600ドルになります。
この金額を現在の為替レートである約148円で円に換算すると、約1100万円になります。つまり、10年前に100万円分のメタプラットフォームズの株式を購入していたら、現在は約11倍の利益が出ているということになります。
まとめ
メタプラットフォームズは、ソーシャルメディアやVR/ARなどのテクノロジーを提供する世界的な企業です。同社の株価は、上場後に一時的に低迷しましたが、その後は着実に上昇し、2021年には時価総額が8000億ドルを超えました。同社は、社名を変更し、メタバース分野に注力することを発表しました。10年前に100万円分の同社の株式を購入していたら、現在は約11倍の利益が出ているという驚異的な結果になります。メタプラットフォームズは、今後もテクノロジーの革新に挑戦し、人と人のつながりを支援するサービスを提供していくでしょう。
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