今回の記事では新NISAの成長投資枠で購入でき、投資信託FANG+とよく比較されている、グローバルX US テック トップ20について解説したいと思います。
グローバルX US テック トップ20とは
グローバルX US テック トップ20とは、米国のテクノロジー関連企業に投資する上場投資信託(ETF)です。このETFは、NASDAQに上場する銘柄の中から、市場規模や業績などの基準に基づいて選定された20社により構成される株価指数「FactSet US Tech Top 20 Index」に連動する投資成果を目指しています。
グローバルX US テック トップ20の特徴
グローバルX US テック トップ20の特徴は、以下の3つになります。
高い潜在成長
米国のテクノロジー産業は、新たな技術やサービスの提供を行い、技術革新において世界をリードし続けています。このETFは、その中でも代表的な20社にフォーカスし、高い潜在成長力を持つ企業に投資することで、将来的な収益性を期待できます。
テック・トップ20
このETFが投資対象とする20社は、すべてNASDAQに上場するテクノロジー関連銘柄の中から選ばれています。これらの銘柄は、米国のテクノロジー産業の中核を担う大型株であり、業界の動向や市場の変化に敏感に反応することが特徴です。
ポートフォリオの中核
このETFは、代表的な銘柄に投資することで、ポートフォリオの中核的な役割を果たします。このETFは、単独で投資するだけでなく、他の資産クラスや地域と組み合わせることで、ポートフォリオの分散効果やリスク調整効果を高めることができます。
FANG+との構成銘柄の違い
以下がFANG+とGlobalx US techのトップ10の構成銘柄となります。
FANG+構成銘柄 |
比率 |
グローバルX US テック トップ20 構成銘柄 |
比率 |
|
テスラ | 10.00% | テスラ | 9.23% | |
エヌビディア | 10.00% | エヌビディア | 8.76% | |
アップル | 10.00% | アップル | 7.97% | |
アマゾン | 10.00% | アマゾン | 7.95% | |
マイクロソフト | 10.00% | マイクロソフト | 7.93% | |
アルファベット | 10.00% | アルファベット | 7.92% | |
メタ・プラットフォームズ | 10.00% | メタ・プラットフォームズ | 7.91% | |
ネットフリックス | 10.00% | ペイパル | 7.90% | |
スノーフレーク | 10.00% | ショッピファイ | 7.88% | |
ブロードコム | 10.00% | ネットフリックス | 7.87% |
以上のようにFANG+とグローバルX US テック トップ20では上位の構成銘柄にほとんど違いはありません。また、全体でみてもFANG+の構成銘柄がGlobalx US techの約6割を占めています。
しかし、FANG+は10銘柄に10%ずつ均等に組み入れていているのに対し、グローバルX US テック トップ20は時価荷重平均型となっているという違いがあります。
FANG+とグローバルX US テック トップ20の年次リターンの比較
それでは過去5年のFANG+Globalx US techとの年次リターンを比較してみましょう。
FANG+ | グローバルX US テック トップ20 | |||
年度 | 年次リターン | 年度 | 年次リターン | |
2023 | 101.40% | 2023 | 72.44% | |
2022 | 30.40% | 2022 | 33.50% | |
2021 | 41.70% | 2021 | 38.67% | |
2020 | 99.60% | 2020 | 43.59% | |
2019 | 24.90% | 2019 | 50.29% |
表を比較すると年度ごとに勝者が入れ替わっており、どちらかのファンドが特別優れているということはないということが分かります。
グローバルX US テック トップ20のまとめ
Globalx US techは、米国のテクノロジー関連企業に投資するETFです。このETFは、高い潜在成長力を持つテクノロジー産業の中でも代表的な20社にフォーカスし、低コストで分散投資ができることが特徴です。このETFは、ポートフォリオの中核として、また他の資産クラスや地域と組み合わせて、ポートフォリオのパフォーマンスやリスクを最適化することができます。
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