FXは外国為替の取引で、少額から始められるというメリットがあります。しかし、FXにはリスクも多く、初心者の方は注意が必要です。筆者も一攫千金を夢見て22歳の頃にFXに手を出して100万円以上の損失を出して相場から撤退しています。そんな筆者が経験したことを踏まえて、FXをやめたほうが良い理由を6つ紹介します。
レバレッジのリスクが高い
FXでは、自分の資金の最大25倍まで取引できるレバレッジという仕組みがあります。これにより、少ない資金で大きな利益を狙える可能性がありますが、逆に大きな損失も出る可能性があります。
レバレッジを高くするほど、リスクも高くなります。特に相場が急変動した場合、強制的に損切りされる強制ロスカットが発動することもあります。このとき、証拠金以上の損失が発生する場合もあり、借金を背負うリスクがあります。
心理的に損切ができない
損切とは、保有しているポジションを売却して損失を確定させることです。FXでは、利益を出すことよりも、損失を抑えることが重要です。しかし、損切をすることに心理的な障壁を感じてしまいます。
損切をすると、自分の判断が間違っていたことを認めることになります。また、損失を確定させることで、相場が回復した場合に利益を得られないことを恐れます。このように、損切をすることに対して、損失回避や希望的観測という感情が働くのです。
しかし、損切をしないでポジションを持ち続けると、さらに損失が拡大するリスクがあります。また、資金が拘束されて他の投資機会を逃すことにもなります。さらに、損切をしないことで、冷静な判断ができなくなることもあります。
稼げる人は少数派
FXは、誰かが利益を得る代わりに、誰かが損失を出すゼロサムゲームと言われています。つまり、全員が勝てる投資ではありません。
実際に、FXで稼げるのは全体の2～3割くらいと言われています。FXで安定して利益を出すには、相場の知識や分析力、資金管理やメンタルコントロールなど、多くのスキルが必要です。これらのスキルを身につけるまでには、時間や努力がかかります。また、運や偶然の要素も無視できません。
24時間値動きがあるとストレスが溜まる
FXは平日であれば24時間取引が可能です。これは自分の都合に合わせて取引できるというメリットですが、反面、自分がポジションを持っている間は、24時間損益が変動し続けるというデメリットもあります。
特に損失を抱えているときは、気が気でなくなってしまう人も多いでしょう。また、24時間いつでも取引できるということは、自分で引き際を決めなければならないということでもあります。これは、自己管理や自制心が必要となります。FXは思っているよりもストレスが溜まる投資です。
ギャンブルになりやすい
FXは、短期的な値動きに注目して取引することが多いです。そのため、一発逆転を狙って大きな賭けをしたり、損切りをせずにポジションを持ち続けたり、勝ったときに興奮して無計画に取引したりといった、ギャンブル的な行動に陥りやすいです。
これらの行動は、FXの本質である投資とはかけ離れており、大きな損失を招く原因となります。FXはギャンブルではなく、冷静な判断と計画的な取引が必要です。
自動売買の詐欺ツールが横行している
FXには自動で取引を行ってくれる補助ツールが存在します。
SNSで豪華な生活ぶりをアップし、「勝ち方を教える」「安定的に勝てるシステムがある」などと宣伝し、高額で自動売買ツール販売している業者が多数存在します。このような自動売買ツールは99％詐欺のため、騙されないよう注意してください。
まとめ
FXは、少額から始められるというメリットがありますが、レバレッジのリスクや相場の変動性、ギャンブル化やストレスなど、やめたほうが良い理由も多くあります。FXに興味がある方は、これらのリスクを十分に理解した上で、自己責任で取引するようにしましょう。また、FXに向いていないと感じたら、無理に続けるのではなく、他の投資方法を探すことも大切です。
ブログランキングに参加しています。ポチっとクリックして頂けると嬉しいです。
