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要注意!投資でよくある心理的な罠と回避法

投資は、知識や技術だけでなく、心理も重要な要素です。 人間は、理性的に判断することができる一方で、感情や本能に左右されることもあります。 そのため、投資においては、自分の心の動きに気を付けなければなりません。 そうしないと、思わぬ失敗や損失を招く可能性があります。 この記事では、投資でよくある心理的な罠と、それを回避するための方法を紹介します。

損失回避

損失回避とは、利益よりも損失の方が心理的に大きく感じられるという現象です。 人は、損失を避けるために、リスクを取ることがあります。

例えば、株価が下落したときに、損失が確定することを恐れて、その株を手放さずに保持し続けることがあります。 これは、ナンピン買いと呼ばれる行為です。

ナンピン買いは、株価が反発する可能性を期待して行うものですが、株価がさらに下落すると、損失が拡大する危険性があります。

また、株価が上昇したときに、利益が減ることを恐れて、すぐに利益確定をすることもあります。これは、利食い回避と呼ばれる行為です。

利食い回避は、利益を確保するために行うものですが、株価がさらに上昇すると、利益を逃す可能性があります。

回避法

損失回避を回避するためには、以下のことを心がけましょう。

- 投資の目的や期間を明確にする
- 事前に損切りや利益確定の基準を決める
- 株価の変動に一喜一憂しない
- 感情に流されずに冷静に判断する

確証バイアス

確証バイアスとは、自分の考えや信念に都合の良い情報だけを集めて、それを裏付けとする傾向です。

人は、自分の正しさを確信したいという欲求があります。 そのため、自分の投資判断や分析に自信を持ちたいと思うことがあります。

例えば、ある株式に投資したときに、その株式の良いニュースや分析を探して、自分の判断を正当化しようとすることがあります。

これは、自分の判断に確証を得るために行うものですが、その株式の悪いニュースや分析を無視すると、株価が下落するリスクを見落とす可能性があります。

また、ある株式に投資しなかったときに、その株式の悪いニュースや分析を探して、自分の判断を正当化しようとすることもあります。

これは、自分の判断に後悔しないために行うものですが、その株式の良いニュースや分析を無視すると、株価が上昇するチャンスを逃す可能性があります。

回避法

確証バイアスを回避するためには、以下のことを心がけましょう。

- 自分の考えや信念に反する情報も積極的に収集する
- 情報の信頼性や根拠を検証する
- 自分の判断に偏りがないか客観的に見直す
- 他の投資家の意見や分析も参考にする

アンカリング

アンカリングとは、最初に提示された数字や情報に引きずられて、その後の判断に影響を受ける現象です。

人は、判断の際に基準となるものを必要とします。 そのため、最初に提示された数字や情報が、その基準となってしまうことがあります。

例えば、株式の取引においては、過去の高値や安値を意識しすぎることがあります。 これは、高値覚えや安値覚えと呼ばれる現象です。

高値覚えは、過去の高値を株価の上限として捉えて、それ以上の値上がりを期待しないことです。

安値覚えは、過去の安値を株価の下限として捉えて、それ以下の値下がりを恐れることです。

これらの現象は、過去の数字にアンカリングしてしまっているために起こります。 しかし、株価は過去の数字にとらわれずに変動します。 そのため、高値覚えや安値覚えにとらわれると、株価の変化に対応できなくなる可能性があります。

回避法

アンカリングを回避するためには、以下のことを心がけましょう。

- 最初に提示された数字や情報に惑わされない
- 株価の変動にはさまざまな要因があることを理解する
- 株価の動向を常にチェックする
- 株価の変化に応じて柔軟に判断する

群集心理

群集心理とは、他の投資家の動向に流されて、同じような投資行動をとる心理です。

人は、社会的な動物であり、他者の意見や行動に影響を受けやすいです。 そのため、投資においても、他の投資家の動きに注目して、それに追随することがあります。

例えば、株式市場においては、株価が上昇しているときに、多くの投資家が買いに走ることがあります。これは、株価の上昇に乗り遅れないようにしたいという欲求がはたらくためです。

逆に、株価が下落しているときに、多くの投資家が売りに走ることがあります。これは、株価がさらに下落すると恐れて、損失を最小限に抑えたいという欲求がはたらくためです。

これらの現象は、他の投資家の動きに群集心理になってしまっているために起こります。

しかし、株価は他の投資家の動きによって決まるのではなく、企業の業績や経済状況などによって決まります。そのため、群集心理になると、株価の本質を見失う可能性があります。

回避法

群集心理を回避するためには、以下のことを心がけましょう。

- 他の投資家の動きに惑わされない
- 自分の投資方針や目標を持つ
- 株価の本質を分析する
- 自分の判断に責任を持つ

まとめ

心理的な罠とは、投資において、自分の感情や先入観によって、株式や企業の価値を正しく判断できなくなることです。これを回避するには、他の投資家の動きに惑わされないこと、自分の投資方針や目標を明確にすること、株価の本質を客観的に分析することが大切です。


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