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スノーフレイク: データクラウドの未来を切り拓くリーダー企業

この記事では私が投資しているFANG+の構成銘柄であるスノーフレイクについて解説しています。

スノーフレイクとは?

スノーフレイク(Snowflake)は、クラウド上でデータウェアハウスを提供する米国のソフトウェア企業として、その先進的な技術と安定した業績で注目を集めています。2020年9月にNYSEに株式上場し、初日で2倍以上の株価を達成するなど、素晴らしい成績を収めました。

事業内容と強み

スノーフレイクはデータウェアハウスと呼ばれるシステムをクラウド上で提供しています。このシステムは、複雑に分散しているデータを一元管理し、プラットフォーム内で共有できるように整理することを可能にします。これにより、データの無駄なく活用が実現され、ニーズに合わせた分析や保存、共有が容易に行えます。スノーフレイクの強みは、クラウドのメリットを最大限に活かした独自のシステム構築方法にあります。大量同時処理や急な処理容量の増加にも即座に対応可能で、従来のデータウェアハウスでの課題を解決しています。また、従量課金制度やオートサスペンド機能、オートスケール機能などの顧客目線のシステム構築により、費用対効果が高く、顧客満足度も非常に高いです。

スノーフレイクはクラウドベースでシステムを構築し、AWS、Azure、GCPなど多数のクラウドプロバイダーに対応。世界中の地域にリージョナルを配置し、クラウドと地域を跨いでデータを共有できる体制を整えています。これにより、多様な企業とパートナーシップを形成し、強固なエコシステムを築いています。

決算と業績

 

スノーフレークは、2023年11月29日に2024年第3四半期の決算を発表しました。売上高は7億3417万ドル(前年同期比31.8%増)、純損益は2億1469万ドルの赤字(前年同期は2億144万ドルの赤字)でした。売上高は市場の予想を上回り、通期の売上高見通しも上方修正しました。この決算を考察してみましょう。

まず、売上高の伸びは、顧客数の増加と売上継続率(NRR)の高さによるものです。顧客数は前年同期比で44%増の1万1,000社に達しました。また、NRRは前年同期の162%から173%に上昇しました。これは、既存の顧客がスノーフレークのサービスをより多く利用していることを示しており、スノーフレークのデータクラウドの価値と競争力を裏付けています。

株価予想と評価

スノーフレイクの株価は、2024年1月28日時点で202.51ドルでした。株式上場から大幅な株価成長を達成していますが、一時的な下落も見られました。一因として、米国市場のハイテク株の調整や、高い株価評価に対する懸念が影響していると考えられます。一般的に、スノーフレイクはデータクラウド分野で高い技術力と競争力を持ち、今後も成長が期待される企業です。ただし、株価はまだまだ高い評価を受けており、市場の動向に影響されやすいリスクも考慮する必要があります。中長期的な視点で投資を検討する際は、株価の変動に留意しながら、業績や将来性に重点を置くことが重要です。

 

まとめ

スノーフレイクはデータクラウドの分野で高い技術力と競争力を持ち、市場のリーダー的存在です。クラウドを最大限に活かしたシステム設計や柔軟な従量課金制度により、顧客からの高い評価を得ています。業績も安定しており、将来の収益性が期待されます。ただし、株価の変動には十分な注意が必要であり、中長期的な投資を検討する際には、慎重な分析が必要です。スノーフレイクは今後も注目を集める企業であり、その進化に期待が寄せられています。