この記事では私が投資しているFang＋の構成銘柄であるエヌビディアについて解説してます。
エヌビディア（NVIDIA）とは？
エヌビディア（NVIDIA）は、グラフィックス・プロセッサーの分野で圧倒的な存在となり、ChatGPT（チャットGPT）などのAIブームにおいて最大の受益者の一つとして注目されています。2023年には株価が80％以上急騰し、時価総額で上場企業の中で第5位に躍り出ました。ここでは、エヌビディアの最新情報と将来展望について初心者でも理解しやすく解説します。
エヌビディアの最新情報
1. 2023年第二四半期決算の好調な結果
2023年8月23日、エヌビディアは第二四半期の決算を発表し、市場予想を大幅に上回る業績を達成しました。
売上高は26.9億ドル（前年同期比68％増）、純利益は9.8億ドル（同89％増）となり、ともに過去最高を更新しました。
2. 新たな市場への進出
2023年10月24日、ロイターによると、エヌビディアはウィンドウズOS向けCPUの設計に着手しています。
この新しいCPUはARM技術に基づいており、2025年に早くも販売される可能性があります。
3. 株式分割の実施
2023年7月20日には、4対1の株式分割を実施しました。これにより、株式数は4倍に増加し、株価は4分の1になりました。
分割の主な目的は、株価を下げて個人投資家の参入を促進することでした。
エヌビディアの株価予想
現在のエヌビディアの株価は610.31ドルで、証券アナリストの平均目標株価は670.82ドルです。これによれば、株価はあと12.76％上昇すると予想されています。しかし、みんかぶリサーチによる株価診断では、「割高」と判断され、理論株価は219.74ドルとされています。
エヌビディアの将来展望
エヌビディアはGPUの分野で圧倒的なシェアを持ち、ゲーミングやAIなどの需要が高まる中で競争力を保っています。GPUは高速な演算処理が必要な分野でCPUよりも優れた性能を発揮し、エヌビディアはこれを応用して自動運転やクラウドコンピューティングなどの新市場にも進出しています。
株主還元策にも積極的であり、2023年第二四半期には自社株買いを10億ドル、配当を1億ドル実施しました。株式分割後も、自社株買いや配当の継続を表明しており、株主に対する姿勢が評価されています。
エヌビディアの株は買い時か？
現在の株価水準では割高とされるものの、エヌビディアの将来性に対する市場の期待が高いことを考慮すると、長期的な視点で見れば買い時と言えるでしょう。半導体業界での革新性や成長性、積極的な投資方針により、エヌビディアは投資家にとって魅力的な先進技術企業と見なされています。ただし、株価は変動するため、投資の際にはリスク管理が必要です。
